ウタヨミ ― 歌を力に変えて、国を守る軍人を補佐します

ウタヨミは特殊な能力を持つ、人間とは異なる種族です。人間より非力で体が弱く、寿命も人間より短い者が多いと言われています。
人間に近い姿をした者が多い一方で、亜人(実在の人種にはない身体的特徴が付加されている架空種族)や半獣、獣形態の者もいます。

ウタヨミの歌うは様々な力となり、軍人や自軍の戦力を高めることができます。歌う歌はウタヨミによって異なり、その効果も多種多用です。
(短歌から現代風の歌まで、「歌(詩、唄)」と称されるものであればなんでも可能です。呪文詠唱なども歌に含まれます。)


力を持つ歌は共鳴中の相手にしか聞こえません。

ただし、覚醒しないと力を持つ「歌」を歌うことができません。覚醒するまではウタヨミの雛として保護するように国が定めています。


歌唱中、軍人からの物理攻撃はウタヨミの身体をすり抜けます。しかし代わりに、共鳴中の軍人が受けるダメージを共に負う事になります。
「すべてのダメージを肩代わりする歌」をうたうウタヨミもいますが、そうでない場合は歌唱中に軍人の盾になることはできません。
ただし、歌唱をやめると無敵状態が解除されます。ウタヨミは物理攻撃に非常に弱いため無事では済みませんが、死を覚悟で
軍人の盾になることは可能です。

また、ウタヨミの歌唱には高い集中力を要します。一語一句歌詞を間違えられないような歌を集中して歌っている状態なので、あまり動き回れないのが
普通です(それでも中には動きながら歌うウタヨミもいます)。

 

そして、前述したように歌唱中は軍人の物理攻撃に対しては無敵状態になりますが、ウタヨミのなかには「敵のウタヨミに害をなす歌」を
歌うものがいます。そういった歌は無効化できません。

 

ウタヨミの雛について

歌の力が覚醒する前のウタヨミを「雛」といいます。
ウタヨミの雛に年齢制限はありません。しかし、覚醒の遅いウタヨミへの風当たりは歳を重ねるごとに強くなるようです。
ウタヨミの両親から生まれた子供は覚醒するまで、何歳であっても雛として扱われます。
軍人とウタヨミの間に生まれた子供の種族を判断する際の「一説」として、「五歳までに覚醒しない雛は人間」とものがありますが、科学的根拠はありません。

ウタヨミの雛は人間(軍人)と正式な契約を交わすことができません

しかし、力の覚醒と同時に契約が成立する、いわば仮契約的なものを交わすことはできます。


歌を失ったウタヨミについて

診断で「歌(声)を失った/捨てた」という設定のウタヨミが出ることがあります。

これは『現在は歌うことができない』という意味です。死ぬまでもう歌う事ができないという設定、何かきっかけがあれば再び歌えるようになるという設定、
本当はもう歌えるがあえて歌わないという設定、すべて可能です。


なお、診断では能力が表示されません。過去持っていた・今後復活する可能性がある等で能力を設定する際は、再度別名で診断を行うか、
サイト内の「能力一覧」をご参照ください。